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労働の解放をめざす労働者党機関紙
『海つばめ』

◆隔週日曜日発行/A3版2ページ
一部50円(税込み54円)

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郵政民営化の中で何が起きているのか?
郵政労働者は告発する!

■民営化の嵐の中で最大の御用組合の登場――JPU臨時全国大会議案批判
■郵政民営化――今、職場では/郵政現場からの報告
■恐竜化か、リリパット化か――郵政民営化のジレンマ
■西川善文著『挑戦――日本郵政が目指すもの』/民営化に賭けるトップの本音


憲法改悪と
いかに闘うか?


■改憲に執念燃やす安倍――「国民の自主憲法」幻想を打ち破れ
■労働者は改憲策動といかに闘うか
■国民投票法をどう考えるか
■安倍の「美しい国」幻想――憲法改定にかける野望


本書は何よりも論戦の書であり、その刊行は日和見主義との闘いの一環である。
マルクスが『資本論』で書いていることの本当の意味と内容を知り、その理解を深めるうえでも、さらに『資本論』の解釈をめぐるいくつかの係争問題を解決するうえでも助けとなるだろう。


全国社研社刊、B6判271頁
定価2千円+税・送料290円
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「不破哲三の“唯物史観”と『資本論』曲解』(林 紘義著)」紹介(『海つばめ』第1048号)


全国社研社刊、B6判384頁
定価2千円+税・送料290円
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または各支部・会員まで。
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「天皇制を根底的に論じる『女帝もいらない 天皇制の廃絶を』(林 紘義著)」(『海つばめ』第989号)他

理論誌『プロメテウス』第54号
2010年10月(定価800円)

《特集》菅民主党のイデオロギーと“体質”
・神野直彦の思想と理論――菅直人のブレインは「曲学阿世の徒」
・原則なき寄せ集め政党――顕現するブルジョア的“体質”
反動的な「文化」の擁護に帰着――レヴィ=ストロースの「文化相対主義」批判


 
 
 教育のこれから
   「ゆとり」から「競争」
   そして「愛国教育」で
   いいのか
 林紘義 著 7月1日発売

  (全国社研社刊、定価2千円+税)
  お申し込みは、全国社研社
  または各支部・会員まで。
  メールでの申し込みも可能です。

まかり通る「偏向教育」、「つくる会」の策動、教育基本法改悪の動きの中で、“教育”とは何であり、いかに行われるべきかを、問いかける。  


 第一章  
教育基本法改悪案の出発点、
森の「教育改革策動」
 第二章  
破綻する「ゆとり」教育の幻想
 第三章  
“朝令暮改”の文科省、
「ゆとり」から「競争原理」へ
 第四章  
ペテンの検定制度と「つくる会」の教科書
 第五章  
歴史的評価なく詭弁とすりかえ
つくる会教科書(06年)の具体的検証
 第六章  
日の丸・君が代の強制と
石原都政の悪行の数々
 第七章  
憲法改悪の“露払い”、教基法改悪策動

●1311号 2017年10月1日
【一面トップ】悪臭芬々の安倍政権打倒――我らが仲間あくつ氏、神奈川11区から立つ
【1面囲み】あくつ孝行の経歴
【コラム】飛耳長目
【二面〈主張〉】次は共産党の番だ――民進解党して小池新党へ
【二面トップ】安倍政権との正面切っての闘い始まる――神奈川11区(横須賀、三浦市)にあくつ孝行が立候補
【二面サブ】私の決意  あくつ孝行

※『海つばめ』PDF版見本

悪臭芬々の安倍政権打倒
我らが仲間あくつ氏、神奈川11区から立つ

 10月10日告示、22日投開票の総選挙は、安倍自民党と小池新党との激突となった。仮に安倍政権が打倒されても、それと似たような保守・反動の政権が登場するということである。共産党や民進党が目指した自民党政権に反対する、いくらかでも労働者、勤労者の立場や利益を反映するような政党や勢力の政権、いくらかでも労働者、勤労者の利益や闘いの前進を可能にする政権――もちろんそな政権は、他方では、労働者、勤労者を瞞着し、その闘いを妨げ、足を引っ張り、あらぬ方向にそらす政権、共産党のいう〝革新勢力の〟政権、国民連合政府等々でしかないのだが――は、最初から夢と消え、民進党は解党して保守・反動の勢力の一部として吸収されてしまった。

安倍政権のたそがれ

 安倍政権は5年近い支配の中で、資本の支配する体制、ますます矛盾を深め、停滞し、寄生化し、衰退していく日本の資本主義を救い、「デフレを克服して」再び〝成長過程〟に乗せると言って、アベノミクスなる邪道で、かえって寄生化や衰退を助長し、深化するようなカネのバラまき政策を、そして財政膨張政策を濫用し、金融も財政も、経済全体も混乱と頽廃と解体の泥沼へ、出口なき袋小路へと引き込んできた。

 黒田日銀による「金融緩和」政策も行き詰まり、今や破綻寸前であり、安倍政権はただ財政膨張政策に回帰することによってのみ、つまり財政再建を放棄し、財政破綻を加速させ、その矛盾を爆発させることによってのみ、自らの陥った経済的困難から抜け出そうとするだけである、つまりその決定的な破綻は目前に迫っている。

 そして安倍一派の専制支配は、森友学園、加計学園事件に象徴されるような権力の私物化を始めとする政治的頽廃と腐敗をもたらし、日本はすでに国家として解体過程に入ったというしかないような状態に陥っている。

 客観的に、安倍政権は粉砕され、一掃される時となったのである。

小池の登場の意味するもの

 小池の闘い、その運動の本質は、客観的に見れば資本の勢力による、自民党や反動派による、自らの権力支配の修正、すでに十分「賞味期限」の来て、腐り、腐臭を放ち、国民全体から見放されつつある、役に立たなくなった安倍の入れ替え、安倍を他の、似たような指導者に、国家のトップに置き換えるための策動でしかない。

 「安倍一強」もとでは、自民党と今の政府の中では、そんな〝自浄作用〟がすでに全く働かなくなっている以上、衝撃は自民党の一員であって、すでにその外にはみ出した小池のような政治家からしか来ず、したがってまた小池の力による以外、支配階級はそのことをやり遂げることはできないのである。

 これが今、能力とすごさを有しているように見える小池――実際には、鼻っ柱が強く、自己中心型で、うぬぼれ意識過剰の愚物、ありふれた、つまらない反動派政治家の1人に過ぎないのだが――の力の原因であり、小池が時代と現状の寵児として持てはやされ、持ち上げられている理由である。

 小池の政治は空っぽであり、安倍政権の政治と同じもの以上には決してなり得ないのだが、資本の勢力や反動派にとってはそれでいいのである、必要なことは看板を掛け替えて、労働者、勤労者の、国民の批判や怒りや不満をそらし、拡散させることだからである。

 小池のいうことは、8年前の09年、当時の民主党が声高に叫んだことと同じであり、それ以上のものはほとんどない、つまり「とにかく政権交代が必要だ」、政権交代選挙だ、それ以上のことは交代してから出てくるのだ、明らかになるのだといったことである。

 かくして安倍政権を打倒する任務をもって登場したのは、もう一つのブルジョア的勢力、というより、安倍一派と似たり寄ったりの勢力、なお悪いことには、安倍政権にもまさるとも劣らないデマゴギッシュで、反動的で、国家主義的でさえある小池百合子の率いる運動であり、〝闘い〟である。

 しかし仮に、空っぽの、雑多な〝保守勢力〟、反動勢力の寄せ集めの小池政権が出現したとしても、労働者、勤労者は、09年から12年まで続いた民主党政権や、あるいは12年から17年まで続いた安倍政権以下のことは期待できても、それ以上のことは全く期待できないのである。

共産党の責任を追及せよ

 もちろんこうした結果に行きついた責任が、客観的なブルジョア支配の反動化、寄生化 深化という契機を別とすれば、「野党共闘の他に道はない」などと主張し、野党――民進党と共産党、社民党と「こころ」などと、さらに市民派〟――の野合を美化し、原則的で、断固たる労働者、勤労者の政治的闘いを回避し、そこから逃走してきた共産党にあることは明らかでる。

 そもそも民進党や市民派――つまり〝革新〟を気取りたい個人主義者のインテリや幼稚な学生活動家ら――に頼って、野党共闘なる〝路線〟を持ちだして安倍政権が打倒できると思い込み、2年にもわたってそんな政策を実行してきた志位らの幻想は破綻したのである。

 民進党は行き詰まった末に、小池新党にたちまち身売りし、解党してしまったが、しかし参院の民進党は民進党のまま残るというのだから、民進党の議員たちの全員がただ議員職とその特権や権力を求めて野合し、そんな議員として生きてきた、カス政治家たちであったことを自ら暴露したに等しい。

 衆院の民進党の民進党員は保身のために小池新党に走り、参院の民進党は保身のために民進党のママだというのだから、彼らの無原則と政治的腐敗は極限にまでに来ているといって決していいすぎではない。

 そしてこうした民進党議員のあり方は、700人を越える国会議員の、地方を含めた何千、何万もの議員たちの真実の姿でもある。

 志位はそんな腐敗した民進党などの議員たちとの「共闘なくして安倍政権を打倒することはできない」などといって民進党議員に期待したのだから、彼らに裏切られて「激怒」しても何の意味もないのである。

 期待した方が悪いのであって、裏切られたというなら、ただ「身から出たサビ」、自業自得というしかない。

 我々はこの2年、民進党との共闘が労働者、勤労者の闘いの道を切り開くという共産党の、志位らの幻想と〝間違い〟を明らかにし、それはとんでもない破綻に行きつくしかないと警告してきたことを志位らは思い出すべきである。 

 労働者、勤労者の政治闘争の原則も一貫性も放棄し、それを〝スターリン主義的〟権謀術数の政治に、〝左翼〟ポピュリズムに、マキャベリズムに、そして何よりも〝超〟日和見主義にすり替えてきた志位らの責任は大きく、共産党こそが安倍や小池らの好き勝手な策動に、反動派、国家主義派のマキャベリズムに責任を負っている。

開始された新しい労働者党の闘いにこそ希望が

 共産党もまた、志位路線に転向することによって、旧社会党や、民進党(民主党)に続いて破綻したのであり、したがってまたこの党の解党とブルジョア陣営への身売りも必然であって、決して遠い未来のものではないと我々は〝予言〟するしかない。

 すべての既存の政党の――とりわけ政権政党の――頽廃、腐敗の深化と反動化、そして解体の中で、労働者、勤労者の政党だけが一貫して闘い、腐敗した政府を真実の意味で一掃し、粉砕していくことができるのは明らかである。

 労働者、勤労者が、その任務を果たさないなら、もう一つのブルジョア政党が、一層反動的で、一層デマゴギー的で、一層〝危険な〟政党や勢力が登場し、安倍政権の破産や腐敗を後ろ向きに、野蛮と専制に向けてしようとするのは一つの必然で、すでに小池の開始した政治闘争にはその気配が濃厚に漂っている。

 我々は今、289の小選挙区の一つである、神奈川11区で闘いを開始したが、まさにその闘いは政府自民党との正面切った対決の場となりつつある、というのは、それが自民党と安倍政権を代表する、彼らの〝若きホープ〟、小泉進次郎の選挙区でもあるからである。

 我々は小泉を圧倒することで、安倍政権を追い詰める、決定的に重大な一契機にするべきと決意し、全力を上げて闘い抜くつもりである。

 全国の労働者、勤労者の大きな支持と支援を呼びかける。

 今こそ、共に闘い抜こう!

   

【1面囲み】

あくつ孝行の経歴

 神奈川11区から、立候補することになった圷孝行(あくつたかゆき、現在67才)の経歴です。

・生年月日 1950年4月8日

 【学歴】

・1963年3月 横須賀市立鶴久保小学校 卒業

・1966年3月 横須賀市立不入斗中学校 卒業

・1969年3月 神奈川県立追浜高等学校 卒業

・1974年3月 中央大学経済学部国際経済学科 卒業(社会科(中学校 高校)の免許取得)

 【職歴】

・1975年4月~1982年3月 神奈川県立三崎高等学校(全日制)

・1982年4月~1996年3月 神奈川県立湘南高等学校(全日制)

・1996年4月~2011年3月 神奈川県立磯子工業高等学校(定時制)

2011年3月31日退職

 再任用職員として 神奈川県立磯子工業高等学校(定時制)、神奈川県立希望が丘高等学校(定時制)。16年3月退職。

 【活動歴】

・高校卒業と同時に、横須賀社会科学研究会に所属

・マルクス主義労働者同盟、社会主義労働者党に参加

 神奈川県委員長、支部長を歴任

・職場では、神奈川県高等学校教職員組合分会役員を長年務めてきた

・現在、労働の解放をめざす労働者党・代表委員

【飛耳長目】

★安倍政権に対して、安普請の小池勢力が台頭することで、にわかに二大政党制の実現が近づいたかの幻想が振りまかれている★しかし現実に現れようとしているのは、全く同じ政治的見解――保守主義、平和憲法の改訂もしくは破棄、国家主義的防衛思想等々――を持つ、二つの保守反動派による、政権のたらい回しだとするなら、小選挙区制の意義は一体どこにあるのか★小選挙区制は、その反動的な役割を着々と果たしつつある、つまりそれは、ミニ政党や少数派政党の徹底的排除と、大政党の専制体制の半永久的な保障である。そして大政党とはとりあえず既成政党、体制派政党、資本や反動派の政党だから、労働者・勤労者の政党はますます議会政治から疎外され、排除され、結局は一掃されていくしかない★小選挙区制は、そもそも二大政党による政権交代が、しばしば行われることを目的とも課題ともした「改革」だとかいわれている。しかし選挙制で重要なことは政権交代それ自体ではなく、労働者・働く者の政治が確実、強力に行われえるかどうか、その反対の反労働者的政治がはびこるのをいかに妨げ、阻止していけるかである★小選挙区制や二大政党制といった、労働者党の進出を妨げ、諦めさせようとする、ブルジョアらの陰険な策動が続くが、今やそんなものを乗り越えて進む、労働者党の勇気ある、毅然とした闘いが開始された。(鵬)

   

【主張】

次は共産党の番だ
民進解党して小池新党へ

 民進党の前原は、安倍政権打倒を錦の御旗に、民進党を小池に売り渡たそうとしています。

 小池はそれを受けて、17年総選挙で一気に首相の地位にのし上がろうと野心をあらわにしてきました。

 まさに日本の政治闘争は、権力妄執者たち、マキャベリスト(権謀術数にふける悪党)たち――それを象徴し、代表する人間は、歴史的にはヒトラーを始めいくらでもいそうですが、今の日本でも安倍や小池等々、掃いて捨てるほどに繁殖しています――の熾烈な闘争場裡と化しています。

 しかし我々は安倍とか小池とか、その他もろもろの権力妄執者たちの闘争に一喜一憂することなく、彼らのそんな闘いの間隙をつきつつ、労働者の原則的な闘いを、政治闘争を貫徹し、深化させ、発展させて行くのみです。

 我々はまさに今回の総選挙を契機に、このブルジョア社会における、公然たる、そして公認された政治闘争の場である、選挙・議会闘争に復帰し、神奈川11区に我らの同志、あくつ孝行を公認候補として押し立て、彼を先頭に安倍政権との激しい闘いを貫徹する決意を固めました。

 小選挙区の闘いのメリットは、それ自身、全国的な政治闘争のミニチュア版として、政党と政党の真っ正面の闘いになるということで、神奈川11区の闘いも、我々と安倍政権との、自民党との、そして11区において安倍政権や自民党を代表する小泉進次郎との、まさに一騎打ちの、真剣で、苛烈な闘いとなっています。

 つまりこの闘いで我々が自民党を、安倍を、そして小泉を圧倒するなら、我々は全国的な闘争でも安倍を圧倒したことになる、それと同等の意義を持ち得るということです。

 あくつ候補は、神奈川で行われた立候補の記者会見で、10社を越えるマスコミを前に、「負けるとは思っていない。やるからには(小泉を破って)当選を目指す」と力強く宣言しました。

 前回の総選挙では、神奈川11区は小泉と共産党候の一騎打ちになりましたが、小泉が8割以上の得票で易々と勝っています。

 しかし共産党など、すでに問題にする価値さえありません。志位のお粗末で、矮小で、愚劣な戦術――野党と市民派との〝共闘〟で安倍政権打倒する――は、前原の小池新党への身売りによって完ぺきに挫折し、破綻してしまったからです。

 共産党は総選挙にあたっても、頼みの綱として野党共闘に固執し、「民進党は共産党と一緒でなければ、共産党の助けがなければ、自民党に勝てない」などといって民進党に媚び、迎合したのですが――悪女の深情け?――、民進党の前原に愛想を尽かされ、袖にされたという、情けない、そしてつまらない話です。

 志位は、原発廃止という重要な〝一点〟で小池新党と一致できるのだから、この際、前原に倣い、恥を忍んで小池の下に走ったら。

 志位は激怒していますが、「身から出ました錆なれど」で、激怒してもどうなる話ではありません。民進党や前原らを信用した志位が――我々は、民進党など信頼できない、信頼したらとんでもないことになると、どれだけ〝忠告〟したことでしょう――単に比類なく愚かだっただけです。

 新しい、闘う労働者党がすでに力強く前進を開始しています。

 小泉と安倍に断固として対決する、神奈川11区のあくつ孝行の闘いに大きなご支援を!

 新しい労働者の政党、「労働の解放を目指す労働者党」に結集して共に闘いましょう!

   

安倍政権との正面切っての闘い始まる
神奈川11区(横須賀、三浦市)にあくつ孝行が立候補

 我々は今、神奈川11区で、あくつ孝行を新労働者党の公認候補として選挙戦を闘い抜こうとしています。自民党の候補者は奇しくも〝今を時めく〟小泉進次郎で、相手にとって不足ありません。あくつは9月の記者会見の場で、「負けるつもりはありません。やるからには小泉に勝つ気でやります」と高らかに宣言しました。我々の選挙闘争の意義と、そこに至るまでの経過を報告したいと思います。

公然たる政治闘争の場への復帰

 かつて候補者延べ51名、十数年にわたって国政、地方選合わせて12の舞台で果敢に闘った我々――供託金だけでも1億円近く、すべての選挙費用を加えればも2億、3億ものカネも用意して闘った、困難な、そして果敢な闘いでしたが――は、14年前、社労党からサークル的組織のマルクス主義同志会へと一時、後退するときに宣言し、公約したように、捲土重来、再び闘いの場に戻ってきました。

 すでに昨年11月のマルクス主義同志会12回大会で、「同志会13年の闘いを止揚して、労働者党の再建と国政選挙再挑戦」の方針を、2ヶ月の延長期間の議論も経て決議し、さらに今年の春の新しい「労働の解放をめざす労働者党」の結成大会では、新党を再組織すると共に、遅くとも5年後の参院選では確認団体として10名の候補者を立てて闘い、少なくとも2%、100万以上の得票を勝ち取り、最低1人の国会議員を誕生させる展望を明らかに、確認しました。まさにかつての闘いや挫折を総括しての、背水の陣を敷いたというわけです。

 そして我々は、闘いの中、長期的な展望を、来年(2018年)の暮れまでに行われる衆院選、再来年(2019年)夏の参院選、さらにその3年後(2022年)の参院選の闘いを、三段跳びの跳躍になぞらえて、ホップ、ステップ、ジャンプの闘いと命名しました。ホップの闘いとは17年に行われることになった衆院選小選挙区での闘い、ステップの闘いは19年の参院選挙区の闘い、そしてジャンプの闘いとは、闘いの総仕上げとして、22年の参院選比例区の全国的規模の闘いということになります。

 そしてホップの闘いを、ある都府県に決定したら、ステップの闘いも同じ都府県で闘うことも確認しました。今回、小選挙区制の闘いを神奈川11区でやるということは、2年後の参院選を神奈川選挙区(定員4名、25%あれば当選)でやるということです。

あくつ孝行を候補者に

 そして我々は選挙区や候補者の決定を、この10月9日、10日に予定されていた第二回の党大会で最終的に決定し、具体的な準備と闘いに移っていくことを考えていました。

 しかし安倍が9月17日、事実上、9月の末に予定されていた臨時国会の冒頭に国会解散・総選挙をやることを明らかにしたため、我々は急きょ、党大会の中止と、大会で確認することを考えていたあくつの立候補と選挙区の決定を行い、大急ぎで選挙前の活動と、選挙本番に向けての闘いを開始せざるをえませんでした。

 その分、我々の闘いの準備は立ち後れましたが、我々はすでに、仮に最短の10月下旬投票になろうとも、闘い抜く準備を整えておくべきことを確認、すでに候補者あくつを内定、事務所の確保や宣伝車の購入を始めとする、最も基礎的で、重要な準備を整え、安倍の10月総選挙の発表直前の13日には、神奈川11区の京急横須賀中央駅頭で、あくつを先頭に街宣活動を開始するところまで来ていました。

 そしてあくつが候補者としてやるということになれば、自動的に、彼の地元であり、ずっと育った出生地であり、現在も居住している横須賀の地、つまり神奈川の11区での闘いになりました。

 奇しくも自民党の〝期待のホープ、若きプリンス〟、エリート中のエリートの小泉進次郎の地盤とする選挙区です。

 しかし我々はそんなことに萎縮したり、〝びびる〟といった感覚は全くありませんでした。なんだ、小泉か、「いざ、いざ、良き敵、ござんなれ」という感じでした。

 小泉では勝負にならないから、別の選挙区にしよう――例えば、小泉よりももっと闘いやすい河野太郎の神奈川15区に鞍替えして立候補しよう――、等々といった意見も出ず、そんなことを頭の隅でさえ思い描いた人も、多分1人もいなかったと思います。

 確かに、河野なら、安倍べったりで、安倍の使い走りの役割を喜々として演じているような、「親の心、子知らず」か、「不肖の子」か、あるいは自由主義的な河野一族の「恥じさらし」か「汚点」か何かは知りませんが、俗物の河野ならよほど闘いやすかったかも知れませんが(もっとも2世か、3世か、4世かは知りませんが、小泉といい、河野といい、同様な世襲政治家の甘ったれ、苦労知らずのエリート・ボンボンとして、大して違いのある連中ではありません)。

あくつの闘いの意義

 289ある小選挙区のなかのたった一つの選挙区の闘いではないかと言うなかれ。

 我々は小選挙区制を最も反動的で、ブルジョアや支配階級、権力者に有利な、最低の選挙制度の一つとして否定し、批判してきましたが、まさに世の中のすべては弁証法的であって、どんな悪人にもよい性格が、〝仏性〟があると同様に、一つのメリットがあるのです。

 それは小選挙区の闘いは、それ自体では、比例区選挙区の縮小版として、政党と政党との、そして政府党との、安倍政権との正面切っての闘いとなるということです。

 我々が小泉と闘うということは、単に小泉と闘うだけでなく、自民党の政治の全体と、そしてまた安倍政権の政治の全体と闘うことでもあり、また必然的にそうなるしかありません。

 つまり小泉の政治を全面的に暴露して闘いを貫徹することは――我々は、彼の農業改革を農協改革に矮小化し、中途半端で、ほとんど意味のないものにしたエセ〝改革〟や、「子供保険」構想のナンセンスや愚昧や、安倍政権やその腐敗等々を正当化し、手を貸した責任等々を暴露して、正面から小泉と対決します――、同時に自民党と安倍政権の政治を全面的に暴露して闘うと言うことでもあり、小泉を圧倒して打ち破るなら、それはそれ自体、労働者、勤労者の全体が、自民党と安倍政権の政治を打ち破ったという意義さえ持つし、持ち得るということです。

 まさにこうした意味では、神奈川11区におけるあくつの闘いは、現在における、労働者、勤労者の全国的で、全体的な政治闘争の中心的な環としての、一般的で重要な意味と意義を獲得するし、せざるを得ないと信じます。

11区の闘いの勝利めざして

 我々は労働者の真実の党として、労働者、勤労者の現実的な利益と、その将来に向けて一貫して闘う党として、「長時間労働に代表される搾取労働の廃止」、「非正規労働者の急増に見られる差別労働の一掃」を合い言葉に、あくつを先頭に闘い抜く覚悟です。

 すでに9月20日過ぎから、11区の約40万の有権者――世帯数では18万戸――のうちの過半数に対する宣伝活動、つまり10万戸以上を目指す宅配活動、我々の理念と具体的な政治、政策を明らかにするための広汎な宅配活動――戦争中の言葉でいえば〝絨毯爆撃〟――に移っています。

 そして10月10日からは、本番の闘いが開始されます。我々の闘いは、多くの差別や規制によって制約され、切り縮められ、自由な選挙活動は極端に制限されています。

 しかしそんな中でも、我々は力の限り、11区の労働者、勤労者に呼びかけ、訴えて闘いを貫徹する決意です。

 まさに11区の闘いは、全国的な闘いの意義を持った闘いであり、その始まりです。

 全国の多くの労働者、勤労者の大きな実践面での、資金面での応援――やはり我々のような貧乏党にとっては、闘いの拡大と深化のためには、「カネは力」です――をお願いします。

   

私の決意  あくつ孝行

 民進党が事実上の解党し、小池の希望の党に合流するという状況の中で、我々唯一の労働者党がどこまで闘えるか、大きな課題になってきている。私は、自民党の筆頭副幹事長という肩書を持った小泉進次郎に堂々と闘いを挑んでいきたいと思います。神奈川11区は私の生まれ育った地(横須賀市佐野町)であるとともに、教諭として初めての赴任の地(県立三崎高校)でもあり、非常に愛着のあるところです。そこで闘えることは光栄の至りです。

 世襲議員が非常に多い国会において、小泉進次郎もかつて総理大臣であった父純一郎の地盤と看板、〝親の七光り〟に支えられて当選を果たしてきた人物です。私は、この小泉王国に一石を投じ、断固として闘う決意です。

 彼はいま、子育て支援の一環として「こども保険」を打ち出してきていますが、結局のところ労働者・勤労者から保険金を出させて、「教育無償化」の原資にしようという、トンチンカンのポピュリズムでしかありません。彼は、こんな提案で大したことをしていると思い込んでいる〝お坊ちゃま〟なのです。

 労働の解放をめざす労働者党の闘いの先頭に立って頑張ります。よろしくご支援の程、お願い申し上げます。


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